クレジットカード現金化は便利ではあるものの、一歩間違えると後悔してしまうことがあります。
今回は、実際にクレジットカード現金化を利用した人たちがどのような失敗・後悔をしたのかを見ていこうと思います。
回避するための対処法も紹介するので、ぜひ読んでみてください。
クレジットカード現金化の失敗例と対処法
早速ですが、クレジットカード現金化の際にどのような失敗をしたのか、ヤフー知恵袋や2ちゃんねる掲示板から実際の体験談をピックアップしてみました。
必要だった身分証明書がなく取引が中止になってしまった
クレジットカードの現金化には主に「個人で行う」場合と、「専門の業者に依頼する」場合の2パターンが存在します。
特に即日現金化したい場合や、あまり苦労せずに現金化したい場合は専門の業者に依頼するのが一番です。
しかし、ほぼ全ての専門業者が申し込み時に身分証の提示を求めてきます。
「クレジットカードの現金化をしたい」と思っても、有効な身分証がないと業者は使えないので注意が必要です。
この失敗の注意点・対処法
現金化業者を利用する際に有効となる身分証は次のようになります。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
基本的には顔写真付きが求められます。
この中だとマイナンバーカードが手ごろなので、持っていない人は申請しておきましょう。
手数料が高すぎて換金額が少なくなった
明日までに10万円が現金で必要ということで現金化業者を利用する場合、実際に使うことになるクレジットカードのショッピング枠は10万円ではありません。
専門の業者に依頼して現金化を行う際には手数料がかかってくるためです。
この手数料が現金化業者の実質儲けとなるわけなので、換金率100%で現金化をしてくれる業者はまずありません。
仮に「換金率100%」をうたっているような業者があった場合には、悪質な詐欺業者である可能性が高くなるので十分に気を付けてください。
この失敗の注意点・対処法
利用する現金化業者の換金率をしっかり把握する必要があります。
優良店であれば、メールや電話で問い合わせれば事前に換金率を教えてくれるので聞いてみましょう。
利用する金額や利用するクレジットカードの銘柄にもよりますが、平均的には80~90%程度の換金率となります。
業者の対応が遅く欲しいタイミングで振り込みがなかった
クレジットカードの現金化業者のHPを見たら「『最短5分で振り込み』と書いてあったので、現金が必要になるタイミングの10分ほど前に依頼を行ったら、振り込みまで1時間も待たされて結局支払いに間に合わなかった」という口コミがありました。
もちろん5分程度で振り込みがされることもありますが、混雑時には数時間待たされることもあります。
そして、初回は必ず本人確認があるため5分では手続きが終わりません。
また、即日入金だからと夜遅く申し込みしたとしても、営業が終わっている場合は翌日の対応になります。
即日○分という表記は、2回目以降の申し込みで営業時間内であることが条件なので覚えておいてください。
この失敗の注意点・対処法
どんなに遅くとも24時間以内に振り込みをしてくれる業者がほとんどなので、現金が必要な日の前日には申し込みを済ませておくと安心です。
また毎月1~3日、10日、25~末日は混雑することが多いので、可能であればこの付近をさせて利用するのがいいでしょう。
どうしても直前での申し込みになってしまった場合は、や申し込みの際の備考欄に「急ぎです」と書いておきましょう。
現金化業者も対応してくれることが多いですよ。
店舗型業者を利用したが交通費と手間を考えるとネット型が便利だと実感した
実際の店舗に足を運んで現金化をしてもらったが、そこまで行くための交通費と時間が非常に無駄に感じたという体験談です。
そもそも現金化自体、多少損をして現金を手にする行為であるにも関わらず、時間と交通費まで無駄にするのは本当にもったいないことです。
ネット型と店舗型の2つを比較すると、ネット型の業者の方が換金率は高くなります。
理由は、家賃や人件費がかからないためです。
その分を利用者に還元しているので、なるべくネット型の現金化業者を使うようにしてください。
この失敗の注意点・対処法
ネット型の業者は、実際に対面して取引をする店舗型の業者と違って、向こうの顔が見えないから不安だという方もいるかもしれません。
ただ、申し込みはいつでもできて、自宅いながら現金化できるので手間もありません。
店舗に行く必要もないので、知り合いに見つかるというリスクもなくなりますよ。
悪徳業者がいないというわけではないですが、口コミサイトやランキングサイトに掲載されているような業者は全て優良な店舗ですので、安心してご利用ください。
ショッピング枠を使っていることに気づかずに業者に拒否された
クレジットカード現金化は、ショッピング枠を利用して現金化します。
当然ですが、ショッピング枠に空きがないと現金化はできません。
10万円の申し込みをしたいとき、残りの枠が10万円であれば問題ありません。
ただ、ショッピング枠を使いすぎるとカード会社に現金化を怪しまれることがあるので、限度額まで使い続けることは避けましょう。
この失敗の注意点・対処法
業者に依頼を行う前に「クレジットカードのショッピング枠が十分に残っているのか」よく確認するようにしましょう。
ショッピング枠が残っていないにも関わらず現金化を依頼してしまうと、決済エラーになってしまいます。
会社に現金化を疑われやすくなる原因にもなるので気を付けてください。
現金化が妻にバレてクレジットカードを没収された
現金化がバレる1番の原因が、クレジットカードの利用履歴を見られてしまうことです。
現金化に利用する額は大きいので、見られてしまうと不自然だと感じられてしまいます。
また、振込先に指定する銀行口座も夫婦共通で確認できるものを使っていると、見知らぬ名義から入金があったということでバレることもあります。
この失敗の注意点・対処法
明細を見られない、共有のアドレスや通帳を使わないことが1番です。
業者によっては自宅に商品が届くこともあります。
知られるとマズいという方は、商品発送の無い業者を利用してください。
ちなみに、振り込み名義人を変更して振り込んでくれという要望はほとんど叶わないので、業者に言わないようにしましょう。
逆に詐欺等の関与を疑われて面倒なことになりかねません。
業者を使わず自分で現金化したらカード会社に現金化を疑われた
クレジットカードの現金化には「個人で行う」場合と「専門の業者に依頼する」場合の2パターンが存在します。
個人で現金化を行うとなると換金性の高いものを購入して、それを自分で売って現金を手に入れるという仕組みになります。
よく用いられるのは新幹線の回数券を大量に購入しそれを金券ショップに持ち込むという方法です。
しかしその場合、クレジットカードの利用履歴には新幹線の回数券を高頻度で大量に購入するという不自然な履歴が残ります。
これが原因でクレジットカード会社にショッピング枠の現金化を疑われてしまうことがあります。
この失敗の注意点・対処法
自分で現金化する場合は、新幹線回数券やギフト券などの購入頻度を減らすしかありません。
新幹線回数券の場合は、自分が住んでいない地域の回数券を購入するとカード会社から連絡がきます。
出張などの言い訳はあまり通用しないので、できれば購入自体を避けるのが無難です。
購入頻度を考えて、AppleギフトカードやAmazonギフト券を現金化していく方法が1番おすすめです。
クレジットカード現金化の後悔例と対処法
ここまでは失敗談として「そこまで状況が深刻になっていない」ものを確認していきました。
ここからはより深刻な状況になってしまい、自分の力だけではどうすることもできず大いに後悔したという体験談をご紹介します。
これを見るとやっぱり現金化は危険だと思われるかもしれませんが、しっかり対策や解決法はあるのでチェックしておいてください。
現金化がカード会社にバレてしまい利用停止になった
クレジットカード会社にショッピング枠の現金化がばれてしまうと、使用していたクレジットカードが利用停止になることがあります。
もっと酷い場合には契約解除となり、その時点で未払いとなっている分の金額を一括で請求されてしまうこともあります。
バレないための注意点・対処法
バレないノウハウがある専門業者を利用するのが一番です。
もし、カード会社から現金化を疑うような連絡が来た場合は、「現金化をしていた」ことは白状しないことも重要です。
例えば「仕事で使うものを購入した」や「人へのプレゼントとして購入した」などの言い訳を前もって考えておき、いざとなったらすぐに言えるようにしておきましょう。
なお、商品券の現金化は利用履歴が不自然になることが多く、特にバレやすくなっているので注意が必要です。
現金化を利用しすぎて返済できずブラックリスト入りした
クレジットカードの現金化というのは、仕組みの違う借金のようなものです。
特にクレジットカードのショッピング枠は、上限金額が自分の返済能力以上の金額に設定されていることが多いので、あまり使いこんでしまうと返済をすることができなくなってしまいます。
そのまま返済が滞り続けてしまうと、信用情報がブラック入りしてしまい、賃貸契約を結んだりローンを組むことが難しくなってしまいます。
信用情報にキズを付けない注意点・対処法
計画的に利用していくしかありません。
現金化はあくまでも一時的な支えでしかないので、借金が減るわけではないことを常に考えてください。
難しいことですが、自分が返済できる範囲内で利用すれば起こらないトラブルなので、利用前に慎重に考えましょう。
良く調べず利用したら詐欺に遭ってしまった
HP記載の「99%換金」といった甘い言葉に誘われた結果、利用した業者が悪質な業者で現金が一切振り込みをされないというパターンがあります。
この場合厄介なのは、クレジットカード会社に相談してしまうと現金化していたことがバレてしまうため、泣き寝入りになるという点です。
詐欺に遭わないための注意点・対処法
ネット型の現金化業者を利用する際には、とにかく口コミサイトやランキングサイトをよく見てください。
複数のサイトに名前が載っているサイトは、それだけ安全なサイトということになります。
また、先ほども書いたように「99%換金」等の高すぎる換金率の表記にも注意が必要です。
クレジットカード現金化の換金率は一般的に80~90%程度が相場となっています。
これよりも高い換金率を提示している場合は、高い換金率をうたって詐欺を働こうとしている可能性があります。
HPに記載されている運営会社の住所を検索し、確かに存在する会社であるかを確認するのも大切です。
個人情報を悪用された
悪質な業者を利用してしまうと、現金が振り込まれない以外にも、様々な二次被害があります。
その1つが個人情報の悪用です。
電話番号やメールアドレス、酷い場合にはクレジットカードの情報まで流出してしまうことがあります。
その結果、毎日のように怪しい電話がかかってきたり、スパムメールが届いてしまったり、不正請求や他人にクレジットカードの不正利用をされるようなことになってしまします。
個人情報漏洩させないための注意点・対処法
優良店であれば、クレジットカード情報はカード番号の上4桁と下4桁だけになっているところが多いです。
必要以上に情報を要求してくるような業者には注意が必要してください。
クレジットカード現金化で失敗や後悔する人の特徴
ここからはクレジットカードの現金化で失敗や後悔する人の特徴を見ていきましょう。
1つでも当てはまる方は十分に注意して現金化をするようにしてください。
自覚できているかいないかだけでも大きく変わりますよ。
説明書を読まないタイプの人
家電を購入しても「大体こんなもんだろう」と言って、説明書を読まないタイプの人、直感や経験に頼って行動する傾向があります。
また、時間や手間をかけずにすぐに行動を起こしたいという思いもあることが多いです。
そのためクレジットカード現金化の利用においても、重要な利用規約や注意事項を読まずに、すぐに申し込んでしまうことが多いです。
たとえ利用するのが優良業者であっても、利用規約や注意事項はしっかり目を通すようにしましょう。
公共料金などの支払いが度々遅れがちな人
現金化に利用するのはクレジットカードのショッピング枠であるため、たとえ一時的に現金が手に入ったとしても、その分のツケは来月の自分に回ってくることになります。
クレジットカードの現金化をする際には、次のことも考えて行いましょう。
「来月の請求は今のところいくらなのか」
「今月あとどのくらい使っていいのか」
ブラックリストに、新しくカードが作れなくなどの事態に陥ってしまうので、しっかりと計画を立てて現金化するようにしましょう。
人の話をすぐ鵜呑みにする人
悪質業者は、高い換金率などのうまい口実を使って利用を促してきます。
何も考えずに信じてしまうのはとても危険です。
おいしい話には必ず裏があるので、少しでも「おかしいな」と思うようことがあったら、口コミや掲示板の書き込みを調べるようにしましょう。
現金の入手を焦っている人
とにかく今すぐに現金が欲しいからといって、「どこでもいいから現金化さえしてくれればいい」という考え方は非常に危険です。
焦るあまり注意事項を見ず、後々後悔してしまうという方は多いです。
緊急なときこそ冷静さを忘れてはいけません。
午前中に申し込みを行えば1時間ほどでは振り込んでくれますよ。
クレジットカードの知識が少ない
例えば「新幹線回数券は現金化を疑われやすい」などの知識なしに現金化を繰り返してしまえば、クレジットカードはすぐに利用停止となってしまいます。
また知識がなければ、カード会社に現金化を疑われてしまった場合に正しい行動をとることができないので、契約解除になる可能性もあります。
現金化をする際には業者だけでなく、クレジットカードに関する注意点もよく調べるようにしましょう。
他人に助けられることを期待している人
他人にすぐ答えを求めてしまう人は、よく下調べをしていなかったり、「何とかなるだろう」と気楽に考えている方が多い傾向にあります。
このような考えで現金化を利用してしまうと、思ってたことと違うと後悔してしまうことが多いです。
クレジットカード現金化は、業者に個人情報等の重要な情報を渡すことにもなるので、決して気楽に考えたりしないようにしましょう。
クレジットカード現金化の後悔に関するよくある質問
- クレジットカードの現金化がばれるのはなぜですか?
- 例えば毎月決まった日に、だいたい決まった金額の高額商品を購入している場合、利用履歴を見ているカード会社からすると「何に使っているのだろう?」と思います。
利用履歴から疑いがかけられた時のために「仕事で使っているものです。」等の言い訳を用意しておきましょう。 - 大手買取業者の『大黒屋』を使えば現金化はバレませんか?
- そんなことはありません。
大黒屋で現金化する際に主流なのは、新幹線の回数券を購入し、それを買い取りに出すという手法です。
これは新幹線の回数券を高頻度で購入しているという利用履歴が残るためばれてしまう可能性は十分にあります。
大手だからといって安心しないように注意が必要です。 - クレジットカードの現金化がばれた場合すぐに強制解約となってしまうのでしょうか?
- 可能性は低いです。
クレジットカード会社が現金化を疑った場合、まずはカードの利用停止措置をされる場合がほとんどです。
この場合はクレジットカード会社に電話をして、現金化をしていない旨を説明をすれば解除されることもあります。
しかし、そのあとも不自然な購入が続くと問答無用で強制解約になってしまう可能性が十分にありますので注意してください。
クレジットカード現金化の後悔に関するまとめ
今回はクレジットカードの現金化をして、失敗したことや後悔したことについてまとめていきました。
体験談や口コミからわかった主な後悔や失敗
- 悪徳な現金化業者を利用してしまった
- クレジットカード会社に現金化がばれてしまった
- つい現金化を利用しすぎてしまった
クレジットカード現金化は違法ではないので、現金化すること自体には全く問題はありません。
しかし、しっかり調べもしないで気軽に利用できるほど安全なものでもないです。
重要点まとめ
- 口コミサイトやランキングサイトをよく確認して、優良業者を利用する
- 優良業者の選択肢が多く、迷った場合には運営歴の長い老舗を利用する
- 計画的に利用し、自分の収入の範囲を超えないようにする
- すぐに現金化必要でも焦らない
- 現金化がばれそうだからといって正直に白状しない
以上のことに注意して安全にクレジットカードの現金化を行いましょう。